
ペピーズの教育システムの話をしますと

「ペピーズでは一年と半年でスタイリストデビューしてます!」
「はやいけど丁寧ですよ!」
はい、終了!(笑)
雑すぎですね。
でも、求人票に書いてあるのってこんなものですよね。
なのでこのブログでは
- スタイリストになるまでの期間はどう決まる?
- スタイリスト育成期間から見る働くお店の見分け方
- ペピーズの育成
について書いていきます。
新人で入ってからスタイリストまでの期間
コレ、早ければいいのか?
それとも何年もアシスタントしてる方がしっかり育てられて将来的に良いのか?
たしかに当事者は早い方がいいと思いますよね。
辛いイメージのアシスタント生活は短い方がいい。
でもお店としての立場からだと実は同じではないんです。
お店としてはアシスタント期間が長い方がメリットが多いいんです。

「なんでアシスタントだとお店のメリットが多いの?」
「スタイリストになって売上を上げた方がお店にもメリットあるんじゃないの?」
なんて思うと思います。
スタイリストが辞めちゃったりして足りてないとします。
急いでスタイリストを育成しないとお店が回らなくない。
だからすぐに「スタイリストにしないといけない!」となる。
けど、今のご時世は、完全なアシスタント不足だからそういうところは少ない。
アシスタントがいないとお客さんを集める人気スタイリストは1人で全てをやることになる。
これは限界があります。
でもそこに何年もアシスタントをしている人とペアやトリオを作る。
すると人気スタイリストの力が2倍にも3倍にもなる。
人気スタイリスト×1
よりも
人気スタイリスト×1
このコンビだと、人気スタイリスト×2となる。
そして、お客さんも喜ぶし売上も高くなるからお店も喜ぶ。
こんな構図があります。
世の中そんなに悪い経営者って居ないので
無意識ですが
状況に応じて都合よく経営者の考えに影響がはいります。
「早期育成だ!」とか「まだまだスタイリストには早い!」とか
流されている感じだと思います。
デビューまでの期間の見極め方
では新人でお店を選ぶ際はどうやってお店を見極めたらいいの?
じつは結構簡単です。
出店をしている又は予定しているお店は
「お店を任せられるスタイリストを常に求めている」ので早く育成します。
早期育成してなかったとしたら
それは中途採用の割合がかなり高いお店となります。
逆に出店をしないと決めている、
又は出店をする予定がないところは
長く勤める人が多いとベテランスタイリストは足りている。
つまり、
=アシスタントが欲しい
=新人スタイリストは求めてない
結局人が辞めたから補充したいということです。
さらには
お客さんも新規のお客さんというよりも
古くからの固定客ばかりです。
辞めたスタイリストがいないのに
アシスタントをスタイリストにしたいとお店が思う時は
「新規客がたくさん来るから」です。
けど、今のご時世、
いきなり新規のお客さんが増えたなんて話はあまりありません。
それでもスタイリストをお店が求めるとすれば
「ベテランスタイリストが辞めたから」
これだけです。
まとめると
- 出店している所なら育成期間は早くて当たり前
- 育成期間長いのに出店してたらそれは中途採用で人がたくさん入っているお店
- 出店する予定がないのに育成期間が早かったら人が辞めてスタイリスト不足で困っているから
(ちなみに、出店予定がないのに育成期間が早いお店の中には、単にその子の先のことを考えて「お客さん減らすのを覚悟してスタイリストにならせてくれる優しい経営者」というときもあります)
ぺピーズの出店パターンと教育システムの関係
株式会社ペピーズの教育システムは
現時点で全スタッフ中1割がアシスタントです。
基本1年目がアシスタントですね。
2年目からスタイリストになっていく
なんでちょっと曖昧な言い方なのかというと
「絶対ならなくちゃいけない」とならないようにです。
その人のペースがあるから。
育成期間は早い方だと思います。
理由は出店も2年に1つぐらいはしてるから。
いや9割もスタイリストはいらないはず
なので経営者が優しいからです(笑)
そしてぺピーズは7店舗あります。
アシスタント、スタイリストの成長ぺースに合わせた
活躍のステージとして出店しています。
若手が活躍できるお店、
中堅が活躍できるお店、
トップスタイリストが稼げるお店。
この仕組みに関しては、
「働こうと思った理美容室 スタッフ間の雰囲気ってどうやって見るの?」
でも触れているので、読んでみてください。
そして、何を大切にして育成をしているかはまた別のブログで書きますね。
初めまして。神戸で理容室を経営している狐嶋和美と申します。
Facebookで池野さんの記事をお見かけし、読ませて頂きました。
理容師の育成をしているサロンが全国的に減少している中、素晴らしい成果をあげておられて驚いております。
興味を持ってこれからの記事も読ませていただきます。
為になる情報をありがとうございます